保健師は、自治体が管理をする保健所や企業の専属として利用者の健康的なサポートをするのが主な仕事です。
保健師は平均年収が男性で約500万円弱、女性でも400万円弱と高水準となっていますが、キャリアアップによってさらに高収入を得ることもできます。いくつかあるキャリアアップの選択肢の中でも、目指す人も多いのが介護支援専門員です。ケアマネージャーとも呼ばれるこの資格は、文字通り要介護者の生活プランを立てたり、マネジメントが基本的な仕事になります。ケアマネは需要が高く、自分が希望する条件で勤務地を選べるのが魅力です。ただし、試験を受けるためには保健師としての5年、実務経験を900日以上という条件を満たさなくてはいけません。
福祉住環境コーディネーターもキャリアアップに最適な資格の一つです。
高齢者や障害を抱えている人が快適な生活を送れるようにアドバイスをする役割を担うこの資格は、2級や3級程度なら誰でも受験することができます。取得をするには保健師としての基本的な知識だけでなく、バリアフリー対策やリフォームといった住環境についての知識も身に付けなくてはいけません。
その他、キャリアアップを図るうえで欠かすことのできないものがコミュニケーションスキルです。保健師は仕事を通して世代や性別を問わず様々な人達と接することになります。知識や技術を深めても上手にコミュニケーションが取れなければ適切なアドバイスはできません。誰とでも分け隔てなく対応ができることが成功の秘訣です。